荏田町 荏田宿(昔)

大正13年頃


 荏田宿にあった老舗呉服店『現金屋』さんの店頭です。
 矢倉沢往還(大山街道)を江戸から来て、早渕川と布川が合流するあたりから荏田宿(下宿)に入って右手二件目にありました。
 荏田宿は幕末期(文久3年頃)、旅籠、豆腐屋、足袋屋、薬屋など35軒が軒を連ねていました。当時『現金屋』さんは、金融業を営む傍ら古着なども扱っていたそうです。
 二度の大火をしのいだものの、昭和51年の台風17号で早渕川が氾濫した際には、現金屋さんの店も浸水の被害に遭い、移転したのが現在の場所(荏田町428-7)。
 現金屋さんの土蔵からは、文政5年(1822年)に描かれたという谷文晁の屏風絵が見つかっています。
 300年以上続く老舗の呉服店は、今も健在です(右側写真・左下)。
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